産業動物とは
 産業動物とは、産業等の利用に供するため、飼養し、又は保管しているほ乳類及び. 鳥類に属する動物をいいます。
 獣医師がこれら産業動物の病気の予防や治療を行うのは、元来動物の健康を守ることで、動物を人の役にたてるために他なりません。
 これらの動物が病気になると生産性が落ち産業に多大なる悪影響を与えるからです。
また最近問題になったBSEや高病原性鳥インフルエンザのように家畜の病気が人間に感染してしまうこともあります。獣医師は食の安全を守り人間の健康を守るためにも産業動物の病気の予防や治療をしている訳です。
 つまり、産業動物を相手に仕事をしている獣医師は、人間が効率的、かつ安全に動物を利用するためのお手伝いをしている影の立役者といったところです。
 その仕事の内容は以下のとおりです
 ■ 病気の予防・治療
   乳用牛・肉用牛・豚・鶏・馬などの産業動物に対し、病気の予防・治療のための検査・衛生管理指導を行っています。
 犬や猫などの小動物と違い、産業動物に対するこれらの活動は主に国や県の行政機関が行っています。
病気の予防
   県の行政機関である家畜保健衛生所が家畜伝染病予防法という法律に基づき、定期的な家畜の検査を実施しています。高病原性鳥インフルエンザやBSEに関する検査を実施しているのはこちらになります。
 家畜保健衛生所は、牛の乳房炎や繁殖障害など伝染病以外の病気についても検査を行い、原因を調査、その結果に基づき生産者の衛生指導を行っています。
病気の治療
   家畜の病気の治療を主に行っている診療施設の獣医師が行っています。診療施設は農業共済組合のような組織的なものから個人経営で行っているものまで様々です。
 ■ 安全・安心な畜産物
   乳用牛・肉用牛・豚・鶏などの産業動物から生産される畜産物が、安全かつ安心なものとなるように生産者の指導を行っています。
 病気の予防と同様にこれらの活動についても主に県の行政機関である家畜保健衛生所が行っています。

産業動物分野